ふうこの風日記〜明日は明日の風が吹く〜

ストレスや嫌な事は、風に吹き飛ばしてもらいましょう!!

幸せな「男女平等」は、”自然の摂理”を無視しないもの


私はかねてから、昨今よく言われる『男女平等』のありかたに、なんとなく違和感を感じてきました。

 

男性と女性の格差をなくし、女性もどんどん仕事をして活躍できる社会に。

 

とてもいいことのように言われますが、

私には正直なところ、平等どころか、ちょっと偏った考え方のように感じます。

 

もちろん女性というだけで男性よりも低くみられたり、

差別されたり、権利を認められなかったりすることは、

あってはならないことです。

 

そのため、働き方をはじめ様々な場面で「男女平等」が言われていますが、

それでみんな本当に満足しているのでしょうか?

「まだ目指す”男女平等”が達成できていない途中の状況だから」

という見方もあるでしょうが、

私はたとえ今のままの目標が達成できたとしても、「幸せ」な状態にはならない、

もっと言えば逆に苦しくなる一方ではないか、と思います。

 

人間がもっと「幸せ」になるためには、

男性の役割(特徴)、女性の役割(特徴)をもう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。

 

「幸せ」とは何か、ということは様々な意見があるところです。

私が思う「幸せ」は、「ストレスが(なるべく)ない生き方」です。

ムリをせず、自然の摂理にのっとって生きる。

そうすればストレスが減り、幸せを感じる心の余裕が出てくると思います。

 

現代はストレスに満ちています。

それは、かなりの「ムリ」をしているからだと思うんです。

 

今や結婚して子供がいても共働きというのが当たり前になってきました。

では、実際既婚女性が働く理由って、なんなのでしょう。

ちょっと古いデータですが、

2011年に厚生労働省

「現在就労している既婚女性の働く理由」

という調査をした結果があります。

www.mhlw.go.jp

これによると、半数以上の既婚女性が
・生計を維持するため
・家計を補助するため
と回答しています。

つまり、「生活のため」ですよね。

 

もちろん自分がやりたい仕事を生きがいとしてやっている既婚女性もいらっしゃいます。

そういった方はどんどん仕事をしてほしいし、そういった女性の仕事が差別によって制限されてしまうのは絶対によくないと思います。

ですが、多くの既婚女性は生活のために仕方なく仕事をしているというのが現状です。

もし働かなくても夫の給料だけで十分生活できるという状況だったら、

「仕事は辞めて、家のことに専念したい」

「もっと子供と一緒にいたい」

という本音をもった既婚女性も少なくないのではないかと思います。

 

だって、仕事と家事の両立って、大変なことですよ。

ましてやそこに育児が加わったら、

とてもじゃないけど両方をきちんとこなすのは、正直無理です。

 

毎日の食事の用意だけでも大変なのに、

掃除・洗濯・買い物、そのうえ育児となったら

とても仕事の片手間でできることではありません。

それを無理矢理頑張ってやっているから、ストレスがたまるんだと思います。


仕事をしていると、

「仕事」というのはいろいろな人や組織が関連しているものなので、

自分の個人的な都合よりもどうしても優先しなければいけない部分があります。

そのため、やむを得ず家の事情よりも仕事を優先しなければいけないことも多々ありますが、

だからといって家の事で手を抜くと、

家族から不満がでたり、

きちんとできない自分にストレスを感じてしまう人もいるかもしれません。

食事がおろそかになると、健康に影響が出てくることもあるでしょう。

 

もちろん、女性が家事や育児をひきうけなければいけない、

ということではありません。

逆に妻が働いて夫が家事や育児をするということでもいいとは思います。

 

ただ、批判を覚悟で申しますと、

私はやはり男性が仕事・女性が家事や育児の方が「自然」だと思っています。

 

夫婦がそれぞれ仕事をして家事・育児も分担するべきだ、

というのが昨今の主流の考え方ですが、

私は夫婦がそれぞれ別々の仕事についている場合、

それは現実的には無理があると思っています。

 

人間というのは、基本的に自分本位のところがあります。

気持ちのゆとりがなくなってくると、それが一層強く出てきてしまいます。

例えば、仕事が忙しくて疲れて帰ってきたとき、

相手も仕事をして疲れているのは同じなのに、

自分の方が疲れていると思ってしまうんですね。

それで、家事をやってくれない相手を非難してしまったりする。

自分も疲れて家事ができないことを棚に上げてですね。

そうやって夫婦関係が悪化しやすい状況を作ってしまうんです。

 

もちろん、夫婦共働きでもお互いを思いやって家事も育児も協力できているご夫婦もいらっしゃるでしょう。

それが続けられるのであれば、もちろんそれも1つの在り方です。

でも、そういう立派なご夫婦はごく一部だというのが現実ではないでしょうか。

 

ではなぜ、男性が仕事・女性が家事というのが「自然」なのか。

私は「人間も地球の生物の1種だ」ということをもっと受け止めた(認めた)ほうがいいと思うんです。

つまり、なぜそもそも男と女があるのか、ということ。

 

男性と女性が決定的に違うこと。

それは

「女性しか出産はできない」

ということです。

男性にはどんなに頑張っても出産はできません。
※もちろん無理やり科学的なアプローチをしない自然な流れを前提としています。

 

妊娠・出産はとても奇跡的な素晴らしいことで、

同時に女性の身体にとってかなりのリスクがあることでもあります。

私は妊娠はしましたが出産までたどり着くことができなかった経験を複数回持っていますので、出産まで無事にたどり着けることがどんなに奇跡的で素晴らしいことか身をもって痛感しています。

そして出産はゴールではなく、育児のスタートでもありますね。

母乳は新生児にとってとても大切なものですが、

それは出産した女性からしか出ません。

また、女性の体が男性よりも脂肪が多く、二の腕が柔らかいのは、

赤ちゃんを抱っこすることに適しているから、

という話をきいたこともあります。

赤ちゃんも男性の筋肉質な硬い腕に抱かれるよりは、

女性のやわらかい腕に抱かれた方が、気持ちいいのではないかと単純に思います。

 

私は子供を授かることができなかったので出産・育児の経験はありませんが、

友人たちから出産や子育ての話をいろいろと聞くと、

やはり出産前後の大変さというのは尋常ではないのだろうと理解できます。

自分の身体の変化も大きいと思いますし、

生まれたばかりの子供の世話も本当に大変です。

たった数週間足らずの育休だけで仕事に復帰できるような、

生易しいものではないと思います。本当は。

 

また、出産をしないにしても、女性には毎月「月経」があります。

これも出産に備えるための女性の身体の機能ですが、

これによって女性は毎月体調やメンタルに波があります。

その波の大きさには個人差が大きいですが、

毎月大変つらい思いをされている女性も多いと思います。

 

一方仕事は、必ず相手(取引相手やお客様など)があって成り立つものですので、

自分の身体的・精神的な都合でコントロールできない部分が多々あります。

そういった意味で言いますと、

子供をもうけるにあたってもとくに自身には影響がなく、

ホルモンバランスなども比較的安定している男性が仕事を引き受ける

というのが自然の流れではないか、と思うんです。

 

TVを見ていると、男女平等を主張する評論家が、

「女性を家庭にしばりつけるような古臭い価値観はよくない」

という趣旨の発言をされることがありますが、

それって女性が家事や育児に専念することをあまりにも「悪」にしていませんか?

と問いたくなります。

 

家事は人間の生活や健康にとって、とても大切な仕事です。

そして育児も、これからの日本を担う人材を育てるために、

かなり重要で大切な仕事です。

それに専念することがそんなに悪いことかしら、と思ってしまうんです。

「三つ子の魂百まで」という言葉があります。

乳幼児期に親から受ける愛情は、

その後の人格形成に大きく影響するといわれています。

家事や育児に専念することを、「しばりつける」と考えるのではなく、

家事や育児をもっと重要視して、「とても大切な仕事をしている」と考える。

夫婦共働きよりも、

夫婦のどちらかが家事や育児に専念することを推奨するような考え方が

大切ではないかと私は思います。

 

今はなんだかかなり無理をして仕事と家事・育児を両立しようとしているから、

どちらも中途半端になってしまうし、

みんなストレスがたまって、世の中がギスギスしてしまっているように感じます。

 

仕事と家事・育児を両立できるようにするために、

保育園の拡充や、家事代行サービスなどの事業が出てきたりしていますが、

本来子供は両親が育てるのが自然ですし、

自分の家の家事も自分たちでやるのが当たり前のはずです。

 

そういった人間としての当たり前で基本的なことをおろそかにして、

とにかくみんな仕事をしよう!という今の流れは、

私には本当に不自然で歪んで見えます。

 

保育園や家事代行サービスも社会にとって必要なものだと思いますが、

それはあくまでも病気や障害、やむを得ない離婚などの諸事情により

自分で家事・育児を背負うことが難しい方のための”救済”

というのが本来の位置づけだと思います。

 

もう一度、人間も地球で生きている自然の一員なんだ、

もっと言えば、地球に住まわせてもらっている一生物に過ぎないんだ、

という謙虚な気持ちを取り戻して、

生物としての基本的な営みを見直してみてはいかがでしょうか。