新婚さんに
「どんな家庭を築きたいですか?」
と質問すると、多くのカップルが
「笑顔が絶えない家庭」
とこたえますよね。
笑顔が絶えない明るい家庭。いいですよね!
でもこれって、実際実現させようと思うと、意外と難しいことに気づくと思います。
大好き結婚したはずの夫(妻)なのに、なんだか些細なことでイライラしたり。
仕事で疲れて、家に帰ったら何もする気が起きなかったり。
家族のせいで予定通りに事がすすまず、つい声を荒げてしまったり。
笑顔が絶えない家庭は、何もしなくて実現できるものではありません。
やっぱり、それなりの努力が必要です。
ただ、やることはいたってシンプル。
まずは、自分が笑顔でいること
これだけ。
人は、自分の顔は鏡を見ない限り見えません。
ずっと鏡を見ながら暮らしている人はいないと思うので、一日の大半を自分の顔を見ないで、周りの人の顔ばかり見ながら過ごしています。
だから、相手が笑ってくれない、なんとなく不機嫌そうというのはすぐに目につく。
そうすると家庭に笑顔がないのは相手のせいだと考えてしまいがちです。
ただ、そんなとき、じゃあ自分はどんな顔(表情)をしてるでしょうか?
不機嫌にしてるつもりはなくても、疲れてたりして、無表情になってないでしょうか?
何かストレスがたまってたりして、眉間にシワがよってませんか?
もちろん相手に笑顔がないのはこちらのせいではないかもしれません。
だからってそこを責めるようなことを言ったら、余計に笑顔は遠退きます。
相手を責めて自分の思い通りに変えることは、ほぼできません。
相手を責めれば、だいたい望んでいる方とは逆の結果になります。
思った通りに変えられるのは、自分だけ。
まずは自分から、笑顔でいることを意識してみましょう。
ちょっと鼻歌なんか歌っちゃったりして。
「おはよう」
「いってらっしゃい」
「おかえりなさい」
「いただきます」
「ごちそうさま」
「ありがとう」
「おやすみ」
などの日常のあいさつを笑顔で言ってみる。
そうしているうちに、だんだんと相手にも笑顔が増えてくるはずです。
そうすると、家の中が明るい雰囲気になってきて、話題も明るく楽しい内容が増えてきます。
その雰囲気が気持ちいいので、お互いにその雰囲気をキープしようという気持ちになってきます。
そして笑顔がたえない家庭になっていくんです。
相手に笑って欲しかったら、まず自分が笑いましょう!
ただ、これ簡単そうで結構難しいです。
笑顔でいたくても、体調がすぐれないときもあります。
嫌なことがあってムシャクシャしちゃうときもあります。
笑顔でいたら、相手の虫の居所が悪く
「なに笑ってんの」
なんて悲しいことを言われちゃうこともあるかもしれません。
無理をする必要はないですが、なんとか自分の気持ちをコントロールできそうなら、なるべく笑顔でいましょう。
そうすることで、だんだんと自分の気持ちも前向きになってきます。
先に表情を笑顔にしちゃうことで、感情もあとからついてくるって感じでしょうか。
笑顔でいると、嫌なことは忘れやすくなる気がします。
※私が単純なだけかもしれませんが。。。^^;
また相手の不機嫌をぶつけられちゃったときは、もちろん悲しい気持ちになりますが、すぐに責めることは控えた方がいいですね。
お互いに感情的になって、事態が悪化するだけです。
相手にはきっと何か不機嫌になる理由があるはずですから、ゆっくりと聞いてみましょう。
話してもらえないようなら、相手の気持ちが落ち着いてくるまで待ちましょう。
話を聞いて不機嫌の理由が自分にないなら、自分は相手の不機嫌に引き込まれないように、穏やかな心を保ちます。
話を聞くときは、なるべく相手に同調してあげるといいです。
不機嫌になってるとき、人は「自分を認めてほしい」「”そうだよね”と言ってほしい」と思っていることが多いです。
例え、全部が全部「そうだよね」と思えなくても、そこを指摘するのはもう少し待って、まずは相手の言い分を受け入れてあげましょう。
そして相手の気持ちが落ち着いてきたら、きっと
「さっきはごめんね」
と言ってきてくれるはずです。
謝ってきたら、許して、一緒に笑顔で過ごしましょう。
こういう努力を積み重ねて、「笑顔の絶えない家庭」は築かれていくのだと思います。
そこには必ず、相手から大事な唯一無二のパートナーと思ってもらえるという特典も漏れなくついてきます。
人は誰しも完璧ではありません。
誰にでも欠点はあります。
お互いの欠点を責め合うのではなく、許し合いながら、相手のいいところを見て、一緒に成長していける関係って、素敵ですよね。
せっかくの御縁で結婚したなら、そういう関係をつくれるといいですね。